专利摘要:
ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を動的に決定する技術を記述する。アイドルモード中のUEは、ページング機会を割り当てられてもよい。UEは、各ページング機会に先行するセットアップ時間にウェークアップし、セットアップタスクを実行し、ページングインジケータを検出し、可能ならページングメッセージを受信する。UEは、ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を動的に決定する。ターゲットセットアップ時間は、ページング性能が第1のしきい値より良い場合、ダウンステップだけ減少され、ページング性能が第2のしきい値より悪い場合、アップステップだけ増加されてもよい。ターゲットセットアップ時間は、固定期間中に、または、ページング性能が第1および第2しきい値の外側にあるときはいつでも、更新されてもよい。
公开号:JP2011508487A
申请号:JP2010538207
申请日:2008-12-12
公开日:2011-03-10
发明作者:ゴルラムディ、マヒードハル;マクハイジャ、ロヒト・ハレシュ;ラオ、アニル・エス.
申请人:クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated;
IPC主号:H04W52-02
专利说明:

[0001] 本開示は、一般的に通信に関連し、より詳細には、ワイヤレス通信システム中でユーザ装置(UE)を動作するための技術に関連する。]
背景

[0002] ワイヤレス通信システムにおけるUE(例えば、セルラ電話機)は、何らかの所定の瞬間において、アクティブおよびアイドルモードのような、いくつかのモードのうちの1つにおいて動作してもよい。アクティブモードにおいて、UEは、システム中の1つ以上の基地局と、例えば、音声通話、および/または、データ通話に対するデータをアクティブに交換してもよい。アイドルモードにおいて、UEは、そのUEに対して適用可能なページングメッセージに関して、ページングチャネルを監視してもよい。このようなメッセージは、到来している通話の存在をUEに警告するメッセージと、システムおよび他の情報を、UEに対して搬送するメッセージとを含んでもよい。]
[0003] アイドルモードにおいて、UEは、ページングチャネルを処理するのに使用される回路を維持するために電力を消費し続ける。UEは、ポータブルであってもよく、内部バッテリによって電源供給されていてもよい。アイドルモード中のUEによる電力消費は、利用可能なバッテリ電力を減少させ、バッテリ再充電と、通話が発信または受信されるときの対話時間との間の待機時間を短くする。したがって、バッテリ寿命を延長するために、アイドルモード中の電力消費を最小化することが非常に望ましい。]
概要

[0004] ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を動的に決定する技術をここで記述する。アイドルモード中のUEは、ページング機会を割り当てられてもよく、これは、UEがページングメッセージを受け取ってもよい、特定の時間間隔である。UEは、各ページング機会に先行して、セットアップ時間にウェークアップして、セットアップ/ウォームアップタスクを実行し、ページングインジケータを検出し、可能であれば、ページングメッセージを受信してもよい。UEは、ターゲットセットアップ時間に基づいて、次のアウェーク間隔に対するウェークアップ時間を決定してもよく、ターゲットセットアップ時間は、UEが、セットアップタスクを実行し、ページングインジケータを検出する準備ができている状態になるために十分な時間を持つように、決定される。]
[0005] UEは、ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を動的に決定してもよく、これは、UEに対するページングインジケータのデコーディングエラーレートによって与えられてもよい。ターゲットセットアップ時間は、(i)ページング性能が、第1のしきい値より良い場合、例えば、デコーディングエラーレートがTh1より低い場合、ダウンステップだけ減少されてもよく、(ii)ページング性能が、第2のしきい値より悪い場合、例えば、デコーディングエラーレートがTh2より高い場合、アップステップだけ増加されてもよい。Th1およびTh2は、所望のページング性能に基づいて、選択されてもよい。1つの設計では、ターゲットセットアップ時間は、予め定められた数のアウェーク間隔の各更新期間中に更新されてもよい。別の設計では、ページング性能は、先行するターゲットセットアップ時間の調整の後の、少なくともN回のアウェーク間隔の期間に対して決定されてもよく、ここで、Nは1より大きい。ページング性能が、第1のしきい値より良いか、または、第2のしきい値より悪い場合、ターゲットセットアップ時間が調整されてもよい。ページング性能が、第3のしきい値より悪い場合にのみ、例えば、ページング性能がTh3より高い場合に、ここで、先行する調整の後のN回のアウェーク間隔の初期期間内に、ターゲットセットアップ時間が増加されてもよく、ここで、Th3はTh2より高くてもよい。ターゲットセットアップ時間の調整を、以下でより詳細に説明する。]
[0006] ここで記述した技術をまた使用して、知られている時間間隔において送られた、他の送信を受信してもよい。本開示のさまざまな観点と特徴は、以下のさらなる詳細において記述する。]
図面の簡単な説明

[0007] 図1は、ワイヤレス通信システムを示す。
図2は、ページングインジケータチャネル(PICH)と、ページングチャネル(PCH)とを示す。
図3は、アイドルモード中のUEのタイムラインを示す。
図4は、UEによってPICHを処理するためのタイムラインを示す。
図5は、内部ループおよび外部ループで、セットアップ時間を決定するメカニズムを示す。
図6は、ターゲットセットアップ時間を調整するプロセスを示す。
図7は、内部ループと外部ループの動作を示す。
図8は、ページングのためのターゲットセットアップ時間を決定するプロセスを示す。
図9は、内部ループと外部ループに基づいて、ターゲットセットアップ時間を決定するプロセスを示す。
図10は、非連続的送信のためのターゲットセットアップ時間を決定するプロセスを示す。
図11は、UE、ノードB、および、システム制御装置のブロック図を示す。] 図1 図10 図11 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8
詳細な説明

[0008] 図1は、複数のノードB110を備えるワイヤレス通信システム100を示す。ノードBは、一般的に、UEと通信する固定局であり、進化ノードB(eNodeB)、基地局、アクセスポイント、等として呼ばれてもよい。各ノードB110は、特定の地理的エリアに対する通信カバレッジを提供し、カバレッジエリア内に位置するUEに対する通信をサポートする。システム制御装置130は、ノードB110に結合されていてもよく、これらのノードBに対する調整と制御を提供してもよい。システム制御装置130は、単一のネットワークエンティティであってもよく、ネットワークエンティティの集合体であってもよい。] 図1
[0009] UE120は、システム全体にわたって分散していてもよく、各UEは、据置型、または移動体であってもよい。UEはまた、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、ステーション、等として呼んでもよい。UEは、セルラ電話機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、等であってもよい。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して、1つ以上のノードBと通信してもよい。ダウンリンク(または、フォワードリンク)は、ノードBからUEに対する通信リンクを指し、アップリンク(または、リバースリンク)は、UEからノードBに対する通信リンクを指す。図1において、両側に矢印を持つ直線は、アクティブモードにおける、ノードBと、UEとの間のデータ交換を示す。単一の矢印を持つ破線は、ページングメッセージおよび/または他の情報を受信するアイドルモードにおけるUEを示す。UEは、特定のノードBによって担当されてもよく、これは、そのUEに対する担当セルとして呼ばれる。] 図1
[0010] ここで記述する技術を、コード分割多元接続(CDMA)システムと、時分割多元接続(TDMA)システムと、周波数分割多元接続(FDMA)システムと、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、等のような、さまざまなワイヤレス通信システムに対して使用してもよい。用語“システム”と、“ネットワーク”は、相互交換可能に使用されることが多い。CDMAシステムは、CDMAシステムは、ユニバーサル地上無線接続(UTRA)、cdma2000等のような無線技術を実現してもよい。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA)と、他の変種のCDMAとを含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856標準規格をカバーする。TDMAシステムは、移動体通信のためのグローバルシステム(GSM)のような無線技術を実現してもよい。OFDMAシステムは、進化UTRA(E−UTRA)、ウルトラ移動体ブロードバンド(UMB)、IEEE802.16、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現してもよい。これらのさまざまな無線技術は、技術的に知られている。GSM、UTRA、およびE−UTRAは、“第3世代パートナーシッププロジェクト”(3GPP)と称される組織からの文書に説明されている。cdma2000およびUMBは、“第3世代パートナーシッププロジェクト2”(3GPP2)と称される組織からの文書に説明されている。3GPPと3GPP2文書は、公的に利用可能である。]
[0011] ここで記述する技術を使用して、知られている時間間隔において送られるさまざまなタイプの送信を受信してもよい。これらの送信は、定期的であってもよく、定期的でなくてもよい。たとえば、この技術を使用して、ページング情報、トラフィックデータ、ブロードキャストデータ等を受信してもよい。明瞭さのために、以下では、W−CDMAを利用するユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS)において、ページング情報を受信するとして説明する。]
[0012] UMTSにおいて、ページインジケータチャネル(PICH)を使用して、アイドルUEに対して、ページングインジケータを送り、ページングチャネル(PCH)を使用して、アイドルUEに対して、ページングメッセージを送る。UEは、システムに登録してもよく、UEが何らかのノードBと、アクティブにデータを交換していないときに、アイドルモードで動作していてもよい。アイドルモードにおいて、UEは、そのページングインジケータを監視して、PCH上で、UEに対して、ページングメッセージが送られるかもしれないか否かを決定してもよい。UEに対するページングインジケータがセットされている場合、UEは、PCHを処理して、UEに送られた何らかのページングメッセージを探してもよい。UEは、PCHをよりすばやく検出でき、一般的に、PICHが、UEに対してページングメッセージが送られるかもしれないことを示す場合にのみ、PCHを処理する。]
[0013] 図2は、UMTSにおける、PICHとPCHのフォーマットを示す。送信タイムラインが、無線フレームへと分割される。各無線フレームは、10ミリ秒(ms)の継続期間を有し、12ビットシステムフレーム番号(SFN)によって識別される。各無線フレームは、15スロットを含み、各スロットは、2560チップをカバーする。] 図2
[0014] PICHに対し、各PICHフレームは、0から299のインデックスを備える300ビットを含む。第1の288ビット、b0からb287が、Npのページングインジケータに対して使用され、残りの12ビットが、他の用途のために予約されるが、これは、図2には示していない。Npは、設定可能であり、18、36、72、または、144に等しくてもよい。各ページングインジケータは、PICHフレーム中で、288/Np連続的ビット中で送られ、ここで、288/Npは、16、8、4、または、2に等しくてもよい。288/Npビットは、ページングインジケータが‘1’に等しい場合、すべて‘1’に設定されてもよく、288/Npビットは、ページングインジケータが‘0’に等しい場合、‘0’に設定されてもよい。各PICHフレームは、3スロットで遅延されるPCHに関係している。各PICHフレームに対して、そのPICHフレーム中のページングインジケータがセットされているUEに対するページングメッセージが、関係するPCHフレーム中で送られる。PCHは、2次共通制御物理チャネル(S−CCPCH)中で送られてもよい。] 図2
[0015] cdma2000システムのような他のシステムは、1つのチャネル上で、ページングインジケータを送り、別のチャネル上で、ページングメッセージを送ることに似た概念を使用する。しかしながら、チャネルを他の名称によって呼んでもよく、ページングインジケータとページングメッセージは、他の方法で送られてもよい。]
[0016] 図3は、不連続受信(DRX)モードで動作しているアイドルUEに対する、タイムラインを示す。DRXモードはまた、スロット化モードページングとして呼ばれてもよい。DRXモードにおいて、UEは、ページング機会を割り当てられ、これは、UEに対するページングインジケータが送られた特定のPICHフレームである。UEに対するページング機会は、DRXサイクルとして呼ばれる時間間隔によって分離されてもよい。DRXサイクルは、80ミリ秒(ms)から5.12秒にまたがっていてもよい。UEに対するページング機会は、そのUEに対する一意的な識別子のようなパラメータに基づいて決定されてもよい。UMTSにおける、DRXサイクルとページング機会は、スロット化モードページングをサポートする、他の何らかのシステムにおけるスロットサイクルとスロットに、それぞれ対応していてもよい。] 図3
[0017] UEは、各ページング機会中で特定のページングインジケータを割り当てられている。このページングインジケータは、知られている関数に基づいて決定される。他のUEはまた、同一のページングインジケータを割り当てられてもよく、このページングインジケータを割り当てられたUEのうちの何らかのものに対して、ページングメッセージが送られている場合、ページングインジケータがセットされていてもよい。したがって、UEは、ページングインジケータがセットされていない場合、何のページングメッセージもそのUEに対して送られていないことを知ることになるが、ページングインジケータがセットされている場合、ページングメッセージが、そのUEに対して、または、別のUEに対して送られているか否かを知らないことになるだろう。]
[0018] UEは、各ページング機会の前にウェークアップして、PICHを処理してもよく、潜在的に、UEに対してPCH上で送られる何らかのページングメッセージを受信してもよい。UEは、実行すべき他のタスクが何もない場合、そのページング機会の間の時間中にスリープしてもよい。スリープとは、その間に、UE内のいくつかの回路が電力ダウンされてもよい低電力状態であってもよい。UEは、バッテリ電力を節約するために、アスリープしている間に、可能な限り多くの回路を電力ダウンしてもよい。]
[0019] 図4は、UEによって、PICHを処理するためのタイムラインを示す。時間T11において、UEは、ウェークアップしてもよく、現在のページング機会に対するセットアップ/ウォームアップタスクを実行してもよい。時間T12において、UEは、PICHを処理してもよく、そのページングインジケータを検出してもよい。時間T11と時間T12との間の差は、セットアップ時間、ウォームアップ時間、準備時間等として呼んでもよい。UEは、そのページングインジケータがセットされている場合、PCHを処理してもよい。PICH/PCHを処理した後に、UEは、次のページング機会に対するセットアップ時間を決定してもよく、スリープする時間の量を決定してもよい。UEは、次に、時間T13において、予め定められた時間の間、スリープしてもよい。次のウェークアップ時間の計算と、UE内の回路の電力ダウンは、クールダウン期間中に発生してもよく、これは、簡潔さのために、図4に示していない。] 図4
[0020] 次のページング機会の開始に先行して、時間T21においてUEはウェークアップしてもよい。UEは、セットアップタスクを実行してもよく、時間T22において開始するPICHを処理してもよく、利用可能である場合、PCHを処理してもよい。UEは、次に、以下のページング機会のセットアップ時間を決定してもよく、スリープするための時間量を決定してもよく、決定された時間量の間、時間T23においてスリープしてもよい。]
[0021] UEは、バッテリ電力を節約するために、スリープの間に、可能な限り多くの回路を電力ダウンさせてもよい。UEは、スリープからウェークアップする際に、該当する回路ブロックを電力アップしてもよく、PICHとPCHを処理するのに先行して、さまざまなセットアップタスクを実行してもよい。例えば、セットアップタスクは、電力アップ発振器と、デジタル回路を電力アップすることと、ソフトウェアをリブートすることと、プログラムコードをダウンロードすることと、受信機をターンオンすることと、パイロットを捕捉することと、選択されたノードBを処理するためにハードウェアを割り当てることと、選択されたノードBのタイミングと周波数を捕捉することと、等を含んでいてもよい。]
[0022] スリープ時間を延長し、節電を改良するために、各ページング機会に対するセットアップ時間を減少させることが望ましい。セットアップ時間は、設計フェーズの間に、経験的に決定されてもよく、UE中へとプログラムされてもよい。プログラムされたセットアップ時間は、さまざまな状況下で、良好なページング性能を確実にするためのコンサバティブな値であってもよい。セットアップ時間は、ネットワーク状況、UEのソフトウェアとハードウェア構成、UEにおけるソフトウェアアクティビティ/タスク、ハードウェアコンポーネント中の変更等のような、さまざまな要因に依拠していてもよい。UEが、ワーストケースのシナリオにおいてでさえも、各ページング機会に先行して、準備ができているように、プログラムされたセットアップ時間が選択されてもよい。しかしながら、UEがワーストケースのシナリオを観察することはまれであるかもしれないので、プログラムされたセットアップ時間に対するコンサバティブな値は、UEが、多くの例において、あまりに早期にウェークアップすることをもたらすかもしれない。]
[0023] ある観点において、セットアップ時間は、ページング性能に基づいて、動的に決定されてもよい。このことは、セットアップ時間が、所望のページング性能を達成するのに十分なほど長いが、節電を改良することが可能なように短くなることを確実にしてもよい。セットアップ時間は、さまざまな方法で、動的に決定されてもよい。]
[0024] 図5は、セットアップ時間を動的に決定するためのメカニズム500の設計を示す。この設計において、メカニズム500は、各ページング機会に対する選択されたセットアップ時間を決定するインナーループ502と、各ページング機会に対するターゲットセットアップ時間を決定するアウターループ504とを含む。] 図5
[0025] 制御装置520は、UE内のさまざまなユニットの動作を指示してもよく、各ページング機会に対して、受信機510と、ページングプロセッサ512とを電力アップするための制御信号を提供してもよい。電源アップされるとき、受信機510は、受信信号を処理して、サンプルを提供してもよい。電源アップされるとき、ページングプロセッサ512は、受信機510からのサンプルを処理して、そのUEに対して割り当てられたページングインジケータを検出してもよい。ページングプロセッサ512はまた、PCHを復調およびデコードして、UEに対して何らかのページングメッセージを回復させてもよい。]
[0026] 内部ループ502に対して、制御ユニット530は、制御ユニット540からターゲットセットアップ時間を受信してもよく、制御装置520から現在のページング機会に対する実際のセットアップ時間を受信してもよい。制御ユニット530は、現在のページング機会に対する実際のセットアップ時間と、ターゲットセットアップ時間とに基づいて、次のページング機会に対する、選択されたセットアップ時間を決定してもよい。制御装置520は、選択されたセットアップ時間が達成されるように、各ページング機会に対するウェークアップ時間を決定してもよい。しかしながら、実際のウェークアップ時間は、オペレーティングシステム中断/タスク潜時変動、(例えば、熱、エージング、グリッチ等による)スリープクロックの不正確さ、(例えば、キー押下、カメラ、ブルートゥース(登録商標)、MediaFlo(登録商標)等の)プロセッサを一時的にテイクオーバーするかもしれないUE上の予期されない活動、新しいハードウェアコンポーネントと古いコンポーネントとの間の異なるタイミング、等のようなさまざまな要因によって、意図されたウェークアップ時間とは異なっているかもしれない。制御ユニット530は、実際のセットアップ時間が、ターゲットセットアップ時間に一致することができるように、実際のウェークアップ時間中のエラー/変動に対して対処するような方法で、選択されたセットアップ時間を決定してもよい。]
[0027] 1つの設計では、選択されたセットアップ時間は、以下のように決定されてもよい:]
[0028] ここで、Tactual-setup(n)は、ページング機会nに対する実際のセットアップ時間であり、
Tselected-setup(n−1)は、次のページング機会n+1に対する、選択されたセットアップ時間であり、
Tterget-setupは、ターゲットセットアップ時間であり、
βは、訂正係数である。]
[0029] 例として、ターゲットセットアップ時間が、20ティックであり、実際のセットアップ時間が18ティックである場合、次のページング機会に対する、選択されたセットアップ時間は、βの値に依拠して、20と22ティックの間であってもよい。ティックは、時間のユニットであり、任意の適切な継続期間、例えば、0.667msのものであってもよい。1つの設計では、βは、セットアップ時間の過剰な訂正を避けるために、1より小さい値であってもよい(例えば、β=0.75)。内部ループは、数式(1)に示したように、各ページング機会において更新されてもよい。内部ループはまた、より遅いレートで、例えば、L番目のページング機会毎に更新されてもよく、ここで、Lは、何らかの整数値であってもよい。]
[0030] 別の設計において、選択されたセットアップ時間は、以下のように決定されてもよい:]
[0031] 数式(2)の設計は、現在のページング機会に対する、選択されたセットアップ時間に基づいて、次のページング機会に対する選択されたセットアップ時間を決定する。対照的に、数式(1)の設計は、選択されたセットアップ時間の記憶を何ら持たない。選択されたセットアップ時間はまた、他の方法で決定されてもよい。]
[0032] 内部ループ502を使用して、実際のセットアップ時間中のエラー/変動に対処してもよく、これは、DRXサイクルからDRXサイクルに対して変化してもよい。内部ループ502は、実際のセットアップ時間において、何のエラーもないか、些細なエラーしかない場合に、省略してもよい。]
[0033] 外部ループ504では、制御ユニット540は、ページングプロセッサ512から処理結果を受け取ってもよく、処理結果に基づいて、ページング性能を決定してもよい。制御ユニット540は、ページング性能を、性能ターゲットに対して比較してもよく、ターゲットセットアップ時間を調整して、所望のページング性能を達成してもよい。]
[0034] ページング性能は、さまざまなメトリクスによって、量子化されてもよい。1つの設計では、ページング性能は、ページングエラーによって量子化されてもよく、ここで、ページングエラーは、ページング機会において、UEに対するページングインジケータが検出されなかった場合に、発生する。ページングプロセッサ512は、UEに対するページングインジケータのすべてのサンプルのエネルギーを累積してもよく、高低のしきい値に対して累積されたエネルギーを比較してもよい。ページングプロセッサ512は、累積されたエネルギーが、高いしきい値を上回る場合、ページングインジケータに対して、‘1’を宣言してもよく、累積されたエネルギーが、低いしきい値を下回る場合、ページングインジケータに対して、‘0’を宣言してもよい。累積されたエネルギーが、高低のしきい値の間である場合に、ページングエラーが宣言されてもよく、これは、UEが遅くウェークアップして、ページングインジケータに対するエネルギーを、不十分な数のサンプルに対してしか累積していないことに起因するかもしれない。このページングエラーを、PI_Sumエラーとして呼んでもよい。ページングエラーはまた、UEが、あまりに遅くウェークアップして、ページングインジケータを損失した場合に宣言されてもよい。このページングエラーを、レイトページング機会エラー、または、PO_Lateエラーとして呼んでもよい。]
[0035] ある設計では、デコーディングエラーレートは、以下のように決定されてもよい:]
[0036] 一般的に、デコーディングエラーレートは、ページングエラーの数と、ページングインジケータの総数とに基づいて決定されてもよい。ページングエラーレートは、何らかの理由によるものであってもよい。]
[0037] ターゲットセットアップ時間は、さまざまな方法で、ページング性能に基づいて、調整されてもよい。1つの設計では、ターゲットセットアップ時間は、所望のページング性能を達成するために、以下のように調整されてもよい:]
[0038] ここで、Ttarget-setup(k)は、外部ループ更新間隔kに対するターゲットセットアップ時間であり、
Δダウンは、ダウンステップサイズであり、Δアップは、アップステップサイズであり、
Th1は、より低いデコーディングエラーレートしきい値であり、Th2は、より高いデコーディングエラーレートしきい値である。]
[0039] 数式(4)に示した設計において、所望のページング性能は、高低のデコーディングエラーレートしきい値、Th1およびTh2によって規定され、Th1およびTh2は、何らかの適切な値であってもよい。例えば、Th1は、0.75%に等しくてもよく、Th2は、1%に等しくてもよい。他の値もまた、Th1およびTh2に対して使用されてもよい。ターゲットセットアップ時間は、デコーディングエラーレートがTh1を下回る場合、Δダウンだけ減少されてもよく、デコーディングエラーレートがTh2を上回る場合、Δアップだけ増加されてもよい。Δダウンステップサイズ、および、Δアップステップサイズは、外部ループの収束(convergence)レートを決定し、何らかの適切な値であってもよい。1つの設計では、Δアップは、Δダウンに等しく、両方が、1ティックに等しくてもよい。別の設計では、Δアップは、Δダウンより大きく、ページング性能の悪化を防ぐために、ターゲットセットアップ時間は、より大きいアップステップで増加されてもよい。例えば、Δアップは、3ティックに等しくてもよく、Δダウンは、1ティックに等しくてもよい。他の値が、Δダウン、および、Δアップに対して使用されてもよい。]
[0040] ターゲットセットアップ時間は、以下のように、予め定められた範囲内になるように制約されていてもよい:]
[0041] ここで、Tmax-setupは、最大ターゲットセットアップ時間であり、
Tmin-setupは、最小ターゲットセットアップ時間である。]
[0042] 最大ターゲットセットアップ時間は、予期されるワーストケースの状況下で、良好なページング性能を達成するように選択されてもよい。所望のページング性能が、最大ターゲットセットアップ時間で取得できない場合、不可解なネットワーク状況が存在することと、ターゲットセットアップ時間をさらに増加させても、この状況は緩和されないだろうということとが仮定されてもよい。所望のページング性能が、最大ターゲットセットアップ時間で取得できない場合、UEは、システムに警告してもよい。]
[0043] ターゲットセットアップ時間は、さまざまな方法で更新されてもよい。1つの外部ループ更新設計では、ターゲットセットアップ時間は、その更新間隔に対するページング性能に基づいた、固定された継続期間の各更新間隔中で、定期的に更新される。例えば、外部ループ更新間隔は、K回のページング機会をカバーしてもよく、ここで、Kは、何らかの1より大きい値であってもよい。K回のページング機会の各更新間隔に対して、デコーディングエラーレートが決定されてもよく、その更新間隔に対するデコーディングエラーレートに基づいて、ターゲットセットアップ時間が更新されてもよい。]
[0044] 第2の外部ループ更新設計において、ターゲットセットアップ時間は、内部ループと外部ループとの間の潜在的なインタラクションに対処するような方法で更新される。ターゲットセットアップ時間が外部ループによって調整されるときはいつでも、内部ループは、数回のページング機会中に収束してもよい。ページングエラーに遭遇する見込は、内部ループの収束時間の間により高くなるかもしれず、これらのページングエラーは、外部ループによる即座のカウンタ訂正をもたらすべきでない。内部および外部ループの間のこのインタラクションを回避するために、ターゲットセットアップ時間の調整に後続するN回のページング機会に対して、ターゲットセットアップ時間を維持してもよい。この初期期間は、最小フィル期間、免除期間、等として呼ばれてもよい。1つの設計では、デコーディングエラーレートがTh2より高い、高しきい値Th3を超える場合にのみ、初期期間の間に、ターゲットセットアップ時間が増加される。例えば、Th3は、5%に等しくてもよく、Th2は、1%に等しくてもよい。このケースでは、デコーディングエラーレートが5%を超える場合にのみ、初期期間の間に、ターゲットセットアップ時間が増加される。初期期間の間のページングエラーは、内部ループ内の一過性のものによっているかもしれない。これらのページングエラーは、初期期間の最後においてクリアされてもよい。]
[0045] 図6は、第2の外部ループ更新設計に基づいて、ターゲットセットアップ時間を調整するプロセス600を示す。デコーディングエラーレートは、ゼロにリセットされてもよく、初期期間が開始されてもよい(ブロック610)。ブロック612において決定されるように、初期期間が経過していなかった場合、UEは、次のページング機会までスリープしてもよい(ブロック614)。UEは、次のページング機会の前にウェークアップしてもよく、セットアップタスクを実行し、PICH/PCHを処理し、デコーディングエラーレートを更新してもよい(ブロック616)。ブロック618において決定されるように、デコーディングエラーレートがTh3しきい値よりも大きくない場合、UEはブロック612に戻ってもよい。そうではなく、デコーディングエラーレートがTh3しきい値よりも大きい場合、UEはΔアップ2だけターゲットセットアップ時間を増加させてもよい(ブロック620)。Δアップ2は、Δアップに等しくてもよく、Δアップに等しくなくてもよい。] 図6
[0046] ブロック612において決定されるように、初期期間が経過していた場合、UEは、初期期間の間にページングエラーをクリアし(ブロック622)、次のページング機会までスリープする(ブロック624)。UEは、次のページング機会に先行してウェークアップし、セットアップタスクを実行し、PICH/PCHを処理し、デコーディングエラーレートを更新してもよい(ブロック626)。ブロック628において決定されるように、デコーディングエラーレートがTh1しきい値よりも小さい場合、UEは、Δダウンだけターゲットセットアップ時間を減少させる(ブロック630)。そうではなく、ブロック638において決定されるように、デコーディングエラーレートがTh2しきい値よりも大きい場合、UEは、Δアップだけターゲットセットアップ時間を増加させてもよい(ブロック640)。デコーディングエラーレートがTh1しきい値およびTh2しきい値の間である場合、UEは、ブロック624に戻ってもよい。]
[0047] ブロック620、630、または、640中でのターゲットセットアップ時間に対する調整の後で、ターゲットセットアップ時間は、数式(5)に示すように、最小および最大ターゲットセットアップ時間内になるように制約されていてもよい(ブロック650)。UEは、次に、ブロック610に戻ってもよい。UEはまた、タイミングを再確立しようと試みてもよく、および/または、最大ターゲットセットアップ時間が到達された後で、所望のページング性能が達成されない場合に、他の動作を実行してもよい。]
[0048] 図6に示した設計では、デコーディングエラーレートがTh3しきい値を超える場合にのみ、初期期間の間に、ターゲットセットアップ時間が増加されてもよく、そうでない場合、調整されない。初期期間の後で、デコーディングエラーレートがTh1しきい値を下回る場合、ターゲットセットアップ時間が減少され、デコーディングエラーレートがTh2しきい値より大きい場合、ターゲットセットアップ時間が増加される。ターゲットセットアップ時間が調整されるときはいつでも、初期期間の間、または、初期期間の後のいずれかにおいて、デコーディングエラーレートがリセットされ、初期期間が再スタートされる。] 図6
[0049] 図6に示した設計では、ターゲットセットアップ時間は、何らかのぺージング機会において調整されてもよい。初期期間の間に、ターゲットセットアップ時間は、デコーディングエラーレートがTh3しきい値を超える、任意のページング機会中に増加されてもよい。初期期間の後で、デコーディングエラーレートがTh1しきい値を下回るか、Th2しきい値を上回る何らかのページング機会において、ターゲットセットアップ時間が、調整されてもよい。ステディ状態において、デコーディングエラーレートがTh1しきい値と、Th2しきい値の間である限り、ターゲットセットアップ時間を更新することなく、何らかの回数のページング機会の間、外部ループを実行してもよい。] 図6
[0050] 1つの設計では、ターゲットセットアップ時間は、Δアップ2=Δアップであるように、ブロック620とブロック640とにおいて同じ量だけ増加されてもよい。別の設計では、ターゲットセットアップ時間は、Δアップ2>Δアップであるように、ブロック620において、ブロック640におけるものより大きいアップステップだけ増加されてもよい。たとえば、ターゲットセットアップ時間は、ブロック620において、Δアップ2=5ティックだけ増加されてもよく、ブロック640において、Δアップ=3ティックだけ増加されてもよい。ブロック620およびブロック640に対して、他のアップステップサイズもまた、使用してもよい。]
[0051] 1つの設計では、デコーディングエラーレートは、M回のページング機会をカバーするスライディングウィンドウに対して決定され、ここで、Mは、何らかの適切な値であってもよい。1つの設計において、Mは、1024に等しくてもよく、デコーディングエラーレートは、最大1024回の最近のページング機会に対して決定される。サーキュラーバッファを使用して、処理結果を記憶してもよく、最大M回の最近のページング機会に対するMビットを含んでもよい。各ページング機会に対するビットは、ページングインジケータが正確に検出されている場合、‘0’に設定されてもよく、例えば、PI_Sumエラー、または、PO_Lateエラーによるような、ページングエラーがある場合、‘1’に設定されてもよい。バッファは、初期期間が経過してしまった後で、すべてゼロに初期化されてもよい。エラーカウンターを使用して、バッファ中のエラーの数を追跡してもよく、バッファが初期化されるとき、ゼロにリセットされてもよい。ポインタを使用して、現在のページング機会に対するバッファロケーションをポイントしてもよく、何らかのバッファロケーションに対して初期化されてもよい。]
[0052] これ以降、各ページング機会において、現在のバッファロケーションが‘1’を含む場合、エラーカウンターは1だけデクリメントされてもよい。現在のバッファロケーションは、現在のページング機会に対する処理結果に依拠して、‘0’または‘1’のいずれかで充填されてもよい。エラーカウンターは、次に、現在のバッファロケーションが‘1’で充填されている場合、1だけインクリメントされてもよい。一度バッファが完全に充填されると、エラーカウンターの内容は、デコーディングエラーレートのために使用されてもよい。例えば、M=1024、Th1=0.75%、および、Th2=1.0%である場合、一度バッファが完全に充填されると、ターゲットセットアップ時間は、エラーカウンターが11以上である場合(このことは、デコーディングエラーレートが1%を上回ることを意味するが)、増加されてもよく、エラーカウンターが6以下である場合(このことは、デコーディングエラーレートが0.75%を下回ることを意味するが)、減少されてもよい。バッファが完全に充填されていない場合、デコーディングエラーレートは、エラーカウンターと、充填されているバッファロケーションの数に基づいて決定されてもよい。例えば、500のバッファロケーションだけが充填されており、5つのエラーが存在している場合、デコーディングエラーレートは1%である。]
[0053] 1つの設計では、より小さいバッファを使用して、ターゲットセットアップ時間に対する調整の後の初期期間における、N回のページング機会に対する処理結果を記憶してもよい。別の設計では、単一のバッファを使用して、初期期間とともに後続する期間に対する、処理結果を記憶してもよい。]
[0054] 図7は、第2の外部ループ更新設計にしたがった、内部ループおよび外部ループの動作を示す。外部ループは、所望のページング性能を達成するために、ターゲットセットアップ時間を調整してもよい。内部ループは、実際のセットアップ時間がターゲットセットアップ時間に一致するように、選択されたセットアップ時間を決定してもよい。実際のセットアップ時間は、上に記述したように、さまざまな要因によって、ターゲットセットアップ時間を上下するかもしれない。デコーディングエラーレートが、時間T1において、Th2しきい値を上回るとき、ページング性能を改善するために、ターゲットセットアップ時間がより大きいアップステップサイズだけ増加される。デコーディングエラーレートがTh1しきい値を下回るとき、各時間T2、T3、および、T4において、ターゲットセットアップ時間は、より小さいダウンステップサイズだけ減少される。図7において示した例において、初期期間は、N=100のページング機会をカバーし、ターゲットセットアップ時間は、少なくとも100回のページング機会が経過した後で減少される。] 図7
[0055] 数式(3)に示した設計において、デコーディングエラーレートは、ページングエラーの異なるタイプを区別することなく決定される。別の設計において、異なるタイプのエラーに対して、異なるデコーディングエラーレートを決定してもよい。例えば、第1のデコーディングエラーレートが、PI_Sumエラーに対して決定されてもよく、第2のデコーディングエラーレートが、PO_Lateエラーに対して決定されてもよい。ターゲットセットアップ時間は、2つのデコーディングエラーレートに基づいて、調整されてもよい。1つの設計では、異なるタイプのページングエラーに対して、異なるステップサイズを使用してもよい。例えば、PO_Lateエラーに対して、より大きいアップステップサイズを使用してもよく、PI_Sumエラーに対して、より小さいアップステップサイズを使用してもよい。別の設計では、異なるタイプのページングエラーに対して、異なるTh1および/またはTh2しきい値を使用してもよい。]
[0056] 一般的に、ターゲットセットアップ時間は、異なるデコーディングエラーレート、異なるステップサイズ、異なるデコーディングエラーレートしきい値、等に基づいて、さまざまな方法で調整されてもよい。1つの設計では、PO_Lateエラーの数が、PI_Sumエラーの数に等しいか、これより大きい場合、PO_Lateエラーに対してより大きいアップステップサイズを使用してもよい。PO_Lateエラーの数が、PI_Sumエラーの数より少ない場合、PO_Lateエラーに対して、より小さいアップステップサイズを使用してもよい。一般的に、ページング性能は、何らかのタイプのページングエラーに対して決定され、ターゲットセットアップ時間は、何らかのアルゴリズムと、各ページングエラータイプに対する何らかの組のパラメータとに基づいて決定されてもよい。]
[0057] 上に記述した設計において、ターゲットセットアップ時間は、発生したページングエラーに応答して調整される。別の設計において、先行するページングエラーの履歴を使用して、将来の(例えば、次の)ページング機会におけるページングエラーの見込を予測してもよい。予測は、N−グラム分析、マルコフモデル、または、他の何らかの予測技術に基づいていてもよい。ターゲットセットアップ時間は、ページングエラーの予測された見込に基づいて、調整されてもよい。例えば、ページングエラーの見込が、しきい値より大きい場合、ターゲットセットアップ時間は、増加されてもよい。予測されたページングエラーを回避するために、ターゲットセットアップ時間は、このように調整されてもよい。予測されたページングエラーが、間違いであることが分かった場合、予測アルゴリズムを更新して、このタイプの予測をやめさせるようにしてもよい。]
[0058] ここで記述した技術を使用して、通常動作の間に、リアルタイムで、UEに対するDRXタイムラインの自動的較正を提供してもよい。外部ループは、可能なときは、電力消費を減らしつつ、所望のページング性能を達成するために、比較的ゆっくりとターゲットセットアップ時間を調整する。この技術を使用して、上に記述したように、UMTS中でページング情報を受信してもよい。この技術をまた使用して、GSMおよびcdma2000システムのような他のワイヤレス通信システムにおいて、ページング情報を受信してもよい。この技術をまた使用して、知られている時間間隔において、バースト中で送信される他の送信を受信してもよい。例えば、この技術を使用して、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)通話中で、または、マルチメディア通話中で、トラフィックデータを定期的に受信してもよく、ブロードキャストサービス等に対するブロードキャスト情報を受信してもよい。]
[0059] 図8は、ページングに対するターゲットセットアップ時間を決定するプロセス800の設計を示す。アウェーク間隔の間に、ページング情報を受信してもよく、これは、UEに対して割り当てられたページング機会をカバーしてもよい(ブロック812)。ページング情報の受信性能を示すページング性能を決定してもよい(ブロック814)。ページング情報は、ページングインジケータを含んでもよく、ページングインジケータは、各アウェーク間隔中に受信されてもよい。ページング性能は、そのUEに対するページングインジケータのデコーディングエラーレートに基づいて決定されてもよい。] 図8
[0060] 各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間は、ページング性能に基づいて決定されてもよい(ブロック816)。1つの設計では、ターゲットセットアップ時間は、(i)ページング性能が第1のしきい値より良い場合に減少されてもよく、または、(ii)ページング性能が第2のしきい値より悪い場合に増加されてもよい。ターゲットセットアップ時間は、ダウンステップサイズだけ減少されてもよく、アップステップサイズだけ増加されてもよく、アップステップサイズは、ダウンステップサイズに等しくてもよく、または、ダウンステップサイズより大きくてもよい。ターゲットセットアップ時間は、また、例えば、数式(5)に示したように、最大値および最小値内に制限されていてもよい。]
[0061] 1つの設計では、ターゲットセットアップ時間は、予め規定された数のアウェーク間隔の各更新期間中に更新されてもよい。別の設計では、例えば、図6に示したように、ページング性能は、ターゲットセットアップ時間の先行する調整の後、少なくともN回のアウェーク間隔の期間に対して決定されてもよい。ターゲットセットアップ時間は、ページング性能が第1のしきい値より良いか、または、第2のしきい値より悪い場合に、調整されてもよい。ページング性能が、第2のしきい値より悪い第3のしきい値より悪い場合にのみ、先行する調整の後のN回のアウェーク間隔の初期期間内に、ターゲットセットアップ時間が増加されてもよい。初期期間内のページングエラーがクリアされた、少なくともN回のアウェーク間隔の期間に対して、ページング性能が決定されてもよい。] 図6
[0062] そのアウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間に基づいて、各アウェーク間隔に対するウェークアップ時間を決定してもよい(ブロック818)。各アウェーク間隔の後、次のアウェーク間隔に対するウェークアップ時間までスリープしてもよい(ブロック820)。]
[0063] 図9は、内部および外部ループに基づいて、ページングに対するターゲットセットアップ時間を決定するプロセス900の設計を示す。UEに対して割り当てられたページング機会をカバーするアウェーク間隔の間にページング情報を受信してもよい(ブロック912)。外部ループで、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を決定してもよい(ブロック914)。ブロック914に対して、ページング情報の受信性能を示すページング性能が決定される。ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間が決定される。内部ループで、そのアウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間に基づいて、各アウェーク間隔に対する、選択されたセットアップ時間を決定してもよい(ブロック916)。ブロック916に対して、現在のアウェーク間隔に対する実際のセットアップ時間が決定されてもよい。例えば、数式(1)、(2)に示したように、現在のアウェーク間隔に対する実際のセットアップ時間と、次のアウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間とに基づいて、次のアウェーク間隔に対する、選択されたセットアップ時間が決定されてもよい。選択されたセットアップ時間は、内部ループによって、第1のレート(例えば、各アウェーク間隔)において更新されてもよい。ターゲットセットアップ時間は、外部ループによって、第2のレートにおいて更新されてもよい。第2のレートは、第1のレートより遅くてもよい。] 図9
[0064] 図10は、非連続的送信のためのターゲットセットアップ時間を決定するプロセス1000の設計を示す。予め定められたアウェーク間隔の間に情報を受信してもよく、これは、定期的であってもよく、定期的でなくてもよいが、知られた時間において発生する(ブロック1012)。UEは、アウェーク間隔の合間にスリープしてもよい(ブロック1014)。情報の受信性能を決定してもよい(ブロック1016)。情報は、VoIP通話、マルチメディア通話、ブロードキャストサービス、ページング等に対するものであってもよい。情報は、データパケットを含んでいてもよく、そのデータパケットに対するパケットエラーレートに基づいて、性能が決定されてもよい。情報はまた、インジケータ、および/または、他のタイプの情報もまた含んでいてもよく、性能は、エラーレート、および/または、他のメトリクスによって、量子化されてもよい。何れかのケースにおいて、性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を決定してもよい(ブロック1018)。そのアウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間に基づいて、各アウェーク間隔に対するウェークアップ時間を決定してもよい(ブロック1020)。各アウェーク間隔の後、次のアウェーク間隔に対するウェークアップ時間までスリープしてもよい(ブロック1022)。] 図10
[0065] ここで記述する技術は、ハードウェア、および/または、ソフトウェア/ファームウェア中で実現されてもよい。ソフトウェア/ファームウェアで実現される場合、同じ実現を、異なるハードウェアの組み合わせ全体を通して使用してもよく、各ハードウェアの組み合わせに対して、独立して、タイミングが調整されてもよい。ハードウェアにおいて実現される場合、ハードウェアは、それ自体を監視してもよく、自己調整してもよい。何れのケースにおいても、ここで記述した技術が、UEの異なるモデル、組み込まれた移動体デバイス等を通しての、ハードウェア/ソフトウェアの違いに対処するのを支援してもよい。]
[0066] 図11は、図1中のUEのうちの1つであってもよい、UE120の設計のブロック図を示す。送信パス上で、デジタルセクション1120は、UE120によって送信されることになるデータを処理してもよく、出力チップを送信機(TMTR)1112に対して提供してもよい。送信機1112は、出力チップを調整(例えば、アナログに変換し、フィルタし、増幅し、および、周波数アップコンバート)して、アップリンク信号を発生させ、これは、アンテナ1114を通して送信されてもよい。受信パス上で、アンテナ1114は、ノードBによって送信された信号を受信してもよく、受信機(RCVR)1116に対して受信信号を提供してもよい。受信機1116は、受信信号を調整(例えば、フィルタし、増幅し、周波数ダウンコンバートし、および、デジタル化)して、サンプルをデジタルセクション1120に提供してもよい。] 図1 図11
[0067] デジタルセクション1120は、1つ以上のシステムとの通信をサポートするさまざまな処理ユニットを含んでもよい。図11に示した設計において、デジタルセクション1120は、モデムプロセッサ1130、内部メモリ1132、アプリケーションプロセッサ1134、制御装置/プロセッサ1140、電力制御ユニット1142、および、発振器/フェーズロックループ(PLL)1144を含んでもよい。モデムプロセッサ1130は、エンコーディング、変調、デコーディング、復調、等を実行してもよい。内部メモリ1132は、デジタルセクション1120内の処理ユニットに対する、データおよびプログラムコードを記憶してもよい。アプリケーションプロセッサ1134は、例えば、VoIPおよびマルチメディア通話のようなさまざまなアプリケーションに対する処理を実行してもよい。] 図11
[0068] 制御装置/プロセッサ1140は、デジタルセクション1120内のさまざまなユニットの動作を制御してもよい。制御装置/プロセッサ1140は、スリープ回路を含んでもよく、スリープ回路は、上記のように、内部および外部ループを実現してもよく、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間とウェークアップ時間とを決定してもよい。制御装置/プロセッサ1140は、図8中のプロセス800、図9中のプロセス900、図10中のプロセス1000、および/または、ここで記述した技術のための他のプロセスを実現してもよい。電力制御ユニット1142は、タイマーを含んでもよく、タイマーは、いつスリープするかと、いつウェークアップするかと、スリープの間に、いつ電力を落とすかと、セットアップと処理時間の間に、いつ電力を印加するかとを示す。発振器/PLL1144は、デジタルセクション1120内の処理ユニットに対するクロックを発生させてもよい。] 図10 図8 図9
[0069] 図11に示した設計において、デジタルセクション1120は、基準発振器(例えば、TCXO)1150、スリープ発振器1152、および、メインメモリ1154に対して、さらに結合されていてもよい。基準発振器1150は、他の発振器によって、基準周波数として使用される正確なクロックを提供してもよい。スリープ発振器1152は、スリープの間に電力オンされるデジタル回路によって使用される、低周波数スリープクロックを提供してもよい。メモリ1154は、デジタルセクション1120によって、使用されるデータ、および、プログラムコードのためのバルク記憶を提供してもよい。] 図11
[0070] 図11はまた、ノードB110と、システム制御装置130の設計も示し、ノードB110は、図1のノードBのうちの1つであってもよい。ノードB110は、プロセッサ/制御装置1160、メモリ(Mem)1162、通信(Comm)ユニット1164、および、送信機/受信機1166を含む。送信機/受信機1166は、UEとの通信のための、および、UEのページングのためのさまざまな機能を実行してもよい。メモリ1162は、ノードB110に対するプログラムコード、および、データを記憶してもよい。通信ユニット1164は、システム制御装置130との通信を容易にしてもよい。] 図1 図11
[0071] システム制御装置130は、プロセッサ/制御装置1170、メモリ1172、および、通信ユニット1174を含む。プロセッサ/制御装置1170は、UEとの通信のための、および、UEのページングのためのさまざまな機能を実行してもよく、例えば、どのセルが、UE120のページングエリア中にあるかを決定し、そのセルに対して、ページングインジケータとページングメッセージを送ってもよい。メモリ1172は、システム制御装置130のためのプログラムコード、および、データを記憶してもよい。通信ユニット1174は、ノードB110との通信を容易にしてもよい。]
[0072] 当業者は、さまざまな異なる技術および技法を使用して情報および信号を表してもよいことを理解するだろう。例えば、上の説明を通して参照された、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気の粒子、光学界または光の粒子、あるいはこれらの何らかの組み合わせにより、表してもよい。]
[0073] ここでの開示に関連して述べられた、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、あるいは双方の組み合わせたものとして実現されてもよいことを当業者はさらに正しく認識するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアの交換可能性を明確に図示するために、さまざまな例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップを一般的にこれらの機能に関して上述した。このような機能がハードウェアあるいはソフトウェアとして実現されるか否かは、特定の応用および全体的なシステムに課せられた設計の制約に依存する。当業者は、それぞれの特定の応用に対して方法を変化させて、述べてきた機能を実現してもよいが、このような実現決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じさせるものとして解釈すべきではない。]
[0074] ここでの開示に関連して述べた、さまざまな例示的な論理的ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここで述べてきた機能を実施するために設計されたこれらの組み合わせで、実現されるか、あるいは、実施されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、何らかの従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアを備えた1つ以上のマイクロプロセッサ、あるいは、このような構成の他の何らかのものとして実現してもよい。]
[0075] ここで開示した実施形態と関連して述べた方法またはアルゴリズムのステップは、直接、ハードウェアで、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールで、あるいは、2つの組み合わせで具体化してもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーブバルディスク、CD−ROM、あるいは、技術的に知られている他の何らかの形態の記憶媒体に存在していてもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。代替実施形態では、記憶媒体はプロセッサと一体化されてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに存在してもよい。ASICはユーザ端末に存在してもよい。代替実施形態では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中のディスクリートコンポーネントとして存在してもよい。]
[0076] 1つ以上の例示的な設計において、説明した機能を、ハードウェアや、ソフトウェアや、ファームウェアや、または、これらの任意の組み合わせによって実現してもよい。ソフトウェアで実現される場合、機能を、コンピュータ読取可能媒体中の1つ以上の命令またはコードとして記憶させてもよく、あるいは、コンピュータ読取可能媒体上で送信してもよい。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にさせる任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であってもよい。例として、これらに制限される訳ではないが、このようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、および他の光学ディスク、磁気ディスクストレージまたは磁気ストレージ装置、あるいは、所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形態で搬送または記憶するのに使用されることができ、かつ、コンピュータによってアクセスされることができる、他の任意の媒体を含むことができる。また、任意の接続は、厳密にコンピュータ読取可能媒体として呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または、他の遠隔源から、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、デジタル加入者回線(DSL)、または、赤外線、無線、マイクロウェーブのようなワイヤレス技術を使用して送られる場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、撚線対、DSL、または、赤外線、無線、マイクロウェーブのようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれるものとする。ディスク(diskとdisc)は、ここで使用するように、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光学ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は、通常は、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーで光学的にデータを再生する。上記のものの組み合わせがまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるだろう。]
[0077] 開示した実施形態のこれまでの記述は、当業者が本発明を製作または使用できるように提供した。これらの実施形態に対するさまざま改良は当業者に容易に明らかとなり、ここに定義された一般的な原理は、本開示の精神および範囲を逸脱することなく、他の実施形態に適用されてもよい。したがって、本発明はここに示された実施形態に限定されることを意図しているものではなく、ここで開示されている原理および新しい特徴と一致した最も広い範囲に一致させるべきである。]
权利要求:

請求項1
ワイヤレス通信のための装置において、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを具備し、前記少なくとも1つのプロセッサは、アウェーク間隔の間にページング情報を受信し、前記ページング情報の受信性能を示すページング性能を決定し、前記ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を決定するように構成されている装置。
請求項2
前記少なくとも1つのプロセッサは、各アウェーク間隔中にページングインジケータを受信し、前記ページングインジケータのデコーディングエラーレートに基づいて、前記ページング性能を決定するように構成されている、請求項1記載の装置。
請求項3
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ページング性能が第1のしきい値より良い場合、前記ターゲットセットアップ時間を減少させ、前記ページング性能が第2のしきい値より悪い場合、前記ターゲットセットアップ時間を増加させるように構成されている、請求項1記載の装置。
請求項4
前記少なくとも1つのプロセッサは、予め定められた数のアウェーク間隔の各更新期間中に、前記ターゲットセットアップ時間を更新するように構成されている、請求項3記載の装置。
請求項5
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ターゲットセットアップ時間の先行する調整の後の、少なくともN回のアウェーク間隔の期間に対するページング性能を決定し、前記ページング性能が、前記第1のしきい値より良い場合、または、前記第2のしきい値より悪い場合、前記ターゲットセットアップ時間を調整するように構成されており、ここで、Nは1より大きい、請求項3記載の装置。
請求項6
前記メモリは、M回の最近のアウェーク間隔に対するページングエラーを記憶するように構成されており、ここで、MはNより大きく、前記少なくともN回のアウェーク間隔の期間は、前記M回の最近のアウェーク間隔のうちにある、請求項5記載の装置。
請求項7
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ページング性能が、第3のしきい値より悪い場合にだけ、前記先行する調整の後の、前記N回のアウェーク間隔の初期期間の間に、前記ターゲットセットアップ時間を増加させるように構成されており、前記第3のしきい値は、前記第2のしきい値より悪い、請求項5記載の装置。
請求項8
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記先行する調整の後の、前記N回のアウェーク間隔の初期期間内に、ページングエラーをクリアし、前記初期期間の間に前記ページングエラーがクリアされた、前記少なくともN回のアウェーク間隔の期間に対するページング性能を決定するように構成されている、請求項5記載の装置。
請求項9
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ページング性能が、前記第1のしきい値より良い場合、ダウンステップサイズだけ、前記ターゲットセットアップ時間を減少させ、前記ページング性能が、前記第2のしきい値より悪い場合、アップステップサイズだけ、前記ターゲットセットアップ時間を増加させるように構成されており、前記アップステップサイズは、前記ダウンステップサイズより大きい、請求項3記載の装置。
請求項10
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ターゲットセットアップ時間を、最大値と最小値の内に制限するように構成されている、請求項3記載の装置。
請求項11
前記少なくとも1つのプロセッサは、過去のアウェーク間隔に対するページング性能に基づいて、将来のアウェーク間隔に対するページング性能を予測し、前記予測されたページング性能に基づいて、前記将来のアウェーク間隔に対する前記ターゲットセットアップ時間を決定するように構成されている、請求項1記載の装置。
請求項12
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記アウェーク間隔に対する前記ターゲットセットアップ時間に基づいて、各アウェーク間隔に対するウェークアップ時間を決定し、次のアウェーク間隔のウェークアップ時間まで、各アウェーク間隔の後、スリープするように構成されている、請求項3記載の装置。
請求項13
ワイヤレス通信のための方法において、アウェーク間隔の間にページング情報を受信することと、前記ページング情報の受信性能を示すページング性能を決定することと、前記ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を決定することとを含む方法。
請求項14
前記ページング情報を受信することは、各アウェーク間隔中にページングインジケータを受信することを含み、前記ページング性能を決定することは、前記ページングインジケータのデコーディングエラーレートに基づいて、前記ページング性能を決定することを含む、請求項13記載の方法。
請求項15
前記ターゲットセットアップ時間を決定することは、前記ページング性能が第1のしきい値より良い場合、前記ターゲットセットアップ時間を減少させることと、前記ページング性能が第2のしきい値より悪い場合、前記ターゲットセットアップ時間を増加させることとを含む、請求項14記載の方法。
請求項16
前記ターゲットセットアップ時間を決定することは、前記ターゲットセットアップ時間の先行する調整の後の、少なくともN回のアウェーク間隔の期間に対するページング性能を決定することと、前記ページング性能が、前記第1のしきい値より良い場合、または、前記第2のしきい値より悪い場合、前記ターゲットセットアップ時間を調整することとをさらに含み、ここで、Nは1より大きい、請求項15記載の方法。
請求項17
前記少なくともN回のアウェーク間隔の期間は、前記M回の最近のアウェーク間隔のうちにあり、MはNより大きい、請求項16記載の方法。
請求項18
前記ターゲットセットアップ時間を決定することは、前記ページング性能が、第3のしきい値より悪い場合にだけ、前記先行する調整の後の、前記N回のアウェーク間隔の初期期間の間に、前記ターゲットセットアップ時間を増加させることをさらに含み、前記第3のしきい値は、前記第2のしきい値より悪い、請求項16記載の方法。
請求項19
ワイヤレス通信のための装置において、アウェーク間隔の間にページング情報を受信する手段と、前記ページング情報の受信性能を示すページング性能を決定する手段と、前記ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を決定する手段とを具備する装置。
請求項20
前記ページング情報を受信する手段は、各アウェーク間隔中にページングインジケータを受信する手段と、前記ページングインジケータのデコーディングエラーレートに基づいて、前記ページング性能を決定する手段とを備える、請求項19記載の装置。
請求項21
前記ターゲットセットアップ時間を決定する手段は、前記ページング性能が第1のしきい値より良い場合、前記ターゲットセットアップ時間を減少させる手段と、前記ページング性能が第2のしきい値より悪い場合、前記ターゲットセットアップ時間を増加させる手段とを備える、請求項20記載の装置。
請求項22
前記ターゲットセットアップ時間を決定する手段は、前記ターゲットセットアップ時間の先行する調整の後の、少なくともN回のアウェーク間隔の期間に対するページング性能を決定する手段と、前記ページング性能が、前記第1のしきい値より良い場合、または、前記第2のしきい値より悪い場合、前記ターゲットセットアップ時間を調整する手段とをさらに備え、ここで、Nは1より大きい、請求項21記載の装置。
請求項23
前記少なくともN回のアウェーク間隔の期間は、前記M回の最近のアウェーク間隔のうちにあり、MはNより大きい、請求項22記載の装置。
請求項24
前記ターゲットセットアップ時間を決定する手段は、前記ページング性能が、第3のしきい値より悪い場合にだけ、前記先行する調整の後の、前記N回のアウェーク間隔の初期期間の間に、前記ターゲットセットアップ時間を増加させる手段をさらに備え、前記第3のしきい値は、前記第2のしきい値より悪い、請求項22記載の装置。
請求項25
コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータプログラム製品において、前記コンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに、アウェーク間隔の間にページング情報を受信させるためのコードと、前記少なくとも1つのコンピュータに、前記ページング情報の受信性能を示すページング性能を決定させるためのコードと、前記少なくとも1つのコンピュータに、前記ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を決定させるためのコードとを含むコンピュータプログラム製品。
請求項26
ワイヤレス通信のための装置において、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを具備し、前記少なくとも1つのプロセッサは、アウェーク間隔の間にページング情報を受信し、外部ループで、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を決定し、内部ループで、前記アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間に基づいて、各アウェーク間隔に対する選択されたセットアップ時間を決定するように構成されている装置。
請求項27
前記外部ループに対して、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ページング情報の受信性能を示すページング性能を決定し、前記ページング性能に基づいて、各アウェーク間隔に対する前記ターゲットセットアップ時間を決定するように構成されている、請求項26記載の装置。
請求項28
前記外部ループに対して、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ページング性能が第1のしきい値より良い場合、前記ターゲットセットアップ時間を減少させ、前記ページング性能が第2のしきい値より悪い場合、前記ターゲットセットアップ時間を増加させるように構成されている、請求項27記載の装置。
請求項29
前記内部ループに対して、前記少なくとも1つのプロセッサは、現在のアウェーク間隔に対する実際のセットアップ時間を決定し、前記現在のアウェーク間隔に対する実際のセットアップ時間と、次のアウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間とに基づいて、前記次のアウェーク間隔に対する選択されたセットアップ時間を決定するように構成されている、請求項26記載の装置。
請求項30
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記内部ループによって、第1のレートにおいて、前記選択されたセットアップ時間を更新し、前記外部ループによって、前記第1のレートより遅い第2のレートにおいて、前記ターゲットセットアップ時間を更新するように構成されている、請求項26記載の装置。
請求項31
ワイヤレス通信のための装置において、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを具備し、前記少なくとも1つのプロセッサは、予め定められたアウェーク間隔の間に情報を受信し、前記アウェーク間隔の合間にスリープし、前記情報の受信性能を決定し、前記性能に基づいて、各アウェーク間隔に対するターゲットセットアップ時間を決定するように構成されている装置。
請求項32
前記情報はデータパケットを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データパケットに対するパケットエラーレートに基づいて、前記性能を決定するように構成されている、請求項31記載の装置。
請求項33
前記少なくとも1つのプロセッサは、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)通話、または、マルチメディア通話、ブロードキャストサービス、または、ページングに対する情報を受信するように構成されている、請求項31記載の装置。
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